シボレー・カマロ 7年ぶりに復活を遂げた伝説のクルマ
人間誰しも美しく生活したいと思っている。
それは見た目だけじゃない。中味から美しくということだ。
それはクルマも同じである。今どきクルマを実用性だけで買う人はいない。だったらトラック
やバンでいい。そうではなく、乗る人の身体はもちろん、時には頭や心まで気持ち良くしてくれ
るから買うのである。それはスタイリングであり、走りであり、質感であり、ブランド性であり、
知的興奮を誘うエピソードである。クルマはある意味、五感で味わうプロダクトだ。
だから楽しくも難しいのである。
というわけでこの“ビューティフルライフカー”では私、小沢が美しさや知的エピソードを
中心にクルマを語っていこうと思う。
<コンセプト>
アメ車版“火事場のバカぢから”!
昨年末、アメリカの伝統的大衆スポーツカー、シボレー・カマロがフルモデルチェンジし、
5代目モデルが日本に上陸した。
最大のライバル、フォード・マスタングに対抗すべく本国アメリカで発売されたのが1967年。
実に40年以上の長きに渡って作られ続けてきたことになる。
しかし正確には4代目が2002年に本国で生産中止の憂き目に合っているから、約7年ぶりの復活でもある。
果たしてこの時代、なぜ復活できたのか。
それは逆に“世界的不況”であり、“企業再生”が求められたからだ。
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