北京五輪で審判を買収? 大韓レスリング協会会長陳述が波紋
2010.1.7 12:44 【ソウル=水沼啓子】
あっせん収賄罪などで起訴された大韓レスリング協会会長で旅行会社会長の千信一被告(66)が6日、
ソウル中央地裁で開かれた公判で「北京五輪当時、金を五輪の審判たちに渡した」と陳述したことが韓国で波紋を広げている。
韓国メディアによると、千被告は1996年から大韓レスリング協会会長を務めており、
2008年の北京五輪当時、協会の副会長から2000万ウォン(約160万円)相当の中国通貨を受け取り、その一部を五輪の審判らに渡したという。
千被告は「一部の審判らと親善を図る目的で、トイレやホテルの廊下で会って直接お金をあげたし、そうすることが慣行だった」と話したという。
千被告は、故盧武鉉前大統領の有力後援者だった実業家、朴淵次氏に便宜を図った見返りに現金を受け取ったとして、あっせん収賄罪などで起訴された。
朴氏は北京五輪当時、大韓レスリング協会の副会長を務めており、審判への慰労金として現金を千被告に渡していたとみられる。
http://sankei.jp.msn.com/sports/martialarts/100107/mrt1001071251000-n1.htm