万引したとして窃盗容疑で書類送検されたものの、昨年9月に不起訴処分となった
今井彰元NHKエグゼクティブプロデューサー(53=依願退職)が、
小説家デビューすることが6日、分かった。2月下旬にテレビ業界を舞台にした「ガラスの巨塔」(幻冬舎)を発売し、新たな人生のスタートを切る。
デビュー作は、テレビ界に渦巻く野望や嫉妬(しっと)を1人の男の生きざまを通じて描いたフィクション。
NHKという名称は出てこないが、公共放送をイメージさせる舞台となっているという。
今井氏は「これまで番組制作のために取材した経験をもとに描いている。自分と重ね合わせている部分も多いが、
暴露本ではない」と話した。今後は幅広い分野にテーマを広げ、いろんな作品を世に出したいという。
http://www.asahi.com/showbiz/nikkan/NIK201001070019.html