FF14のメインストーリー担当の佐藤弥詠子さん「今回はハッピーエンドじゃなくダークにしてます」

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1 木炭(三重県)

●『XIV』鼓動

 2010年のサービス開始へ向けて、その動向に全世界が注目する新世代MMO(多人数同
時参加型オンライン)RPGの『ファイナルファンタジーXIV(以下、『FFXIV』)』。今回は、本作
の中核を成す世界設定やそこに住まう者たちのさまざまな思惑、そしてプレイヤーの分身
となる“冒険者”の目的について、メインストーリーを手掛けた佐藤弥詠子さんみずからに
語っていただいた。

――今回登場した新たなキーワード、それに関するお話を聞いて、『FFXIV』の発売を心待
ちにしている誰もが、大きな期待感を持ったのではないかと思います。最後に、今回のシナ
リオでとくに見てほしい部分、テーマをお聞かせください。

佐藤 ちょっとした意識の違いから、争いやドラマ、感動的な場面が生まれてくる。いつも、
そういった人の根底の部分を意識して描いています。その上で今回は、いつもならハッピー
エンドにしているようなところを、あえてダークな結末にした箇所があります。

――人間臭さ、といった部分が色濃く出ている?

佐藤 そうですね。オンラインゲームは大人のプレイヤーさんも多いので、わかってもらえ
るんじゃないかなと思います。また、ゲーム中にさまざまな人生とドラマを描くことで、舞台
は違えども「ああ、自分と同じ環境にある」と共感する機会を生み出せればと思っています。
それが、立ち止まってふと考えてもらうきっかけになり、そのうえでさらに、夢や希望に膨ら
ませる方向に進んでもらえるとうれしいですね。ダークなストーリーでは、それが半面教師
になることもあると思いますが(笑)。

http://www.famitsu.com/interview/article/1230819_1493.html
http://www.famitsu.com/image/5777/oLNK3l92GIMkH66p729h2J1z536YYbeV.jpg