除雪車、ポイント逆走か=負傷者は12人に−列車衝突事故でJR北海道

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1 原稿用紙(石川県)

除雪車、ポイント逆走か=負傷者は12人に−列車衝突事故でJR北海道

北海道富良野市のJR富良野駅で28日夜、快速列車と除雪車が衝突した事故で、
JR北海道は29日、札幌市で記者会見し、除雪車が線路の合流するポイント切り替えに逆って、
快速列車が通る線路に進入した疑いがあることを明らかにした。
除雪車の作業員1人もけがを負ったことが分かり、けが人は計12人となった。

 道警富良野署は同日、事故現場を実況見分した。
関係者の事情聴取を続け、事故原因の解明を進める。
国土交通省運輸安全委員会は同日、調査官2人を派遣。北海道運輸局も、
JR北海道に原因究明と再発防止を求める警告をした。

 JR北海道によると、事故は同駅2番ホームと3番ホームの
線路が上り線方向で合流するポイントの約35メートル先で起きた。
合流点のポイントは下り列車が3番線に入るようになっていたが、
除雪車は2番ホーム側から逆らう形で上り方向に進行したという。

 除雪車の作業員はポイント通過時に異常な音がしたため、下車して確認。
駅との連絡のため、再び乗り込んだところで快速列車と衝突したという。
乗員は「通過前にポイントが2番線に切り替わっているのを確認した」と話しているとした。

 富良野署によると、快速列車の運転士は同署の事情聴取に「除雪車のライトは見えたが、
同じ線路上だとは思わなかった。ブレーキをかけたが間に合わず、ぶつかった」と話しているという。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009122900594