最近の若い奴は幼少期の単純な味付けから抜け出せず味覚が未成熟。ゲームや携帯のながら食べも原因か?

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1 インク(アラバマ州)

 刺激の弱いライト系の味を若い人ほど好む傾向のあることが、菓子メーカー「キャドバリー・ジャパン」(東京)などの調査でわかった。

 調査は、首都圏在住の20歳代から40歳代までの男女約1200人を対象に今年
9月に実施。

 レトルトカレー20種類、ビール風味のアルコール飲料(第三のビール)14種類の
中から、購入頻度の高い商品を選んでもらい、辛さやこくなど刺激が強い順に、「ヘ
ビー系」「ミディアム系」「ライト系」の3段階に分類して嗜好(しこう)性を割り出した。

 その結果、全体ではライト系の味を選ぶ人が42%で最も多く、ミディアム系の34
%、ヘビー系の20%を上回った。

 この傾向は、年代が若くなるほど目立ち、20歳代の男性のうち46%、女性のうち
44%がライト系を好んでいた。

 調査を共同で実施した調査会社「味香り戦略研究所」(横浜市)によると、3年前に
は苦みや雑味の強い商品が主流だったビール系飲料に、最近は軽い飲み味の新ブ
ランドが登場するなど、ライト系嗜好を反映した動きは市場でも広がっている。

 同社では「若い世代ほど、幼少期に好みがちな単純な味付けから抜け出せない
食生活を続けている。大人になってわかる苦みや渋みなどの味覚が未成熟になっ
ているようだ。ゲームや携帯電話を操作しながら飲食する若者は多く、食べること
自体に無関心になっていることも要因ではないか」と分析している。

http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/cooking/20091222-OYT8T00235.htm