構想14年の歳月を掛けて、最新のテクノロジーを開発し見事に夢の3D映像を作り出したキャメロン監督。
その努力とこだわりの結晶は、『アバター』という作品になり、ついにわれわれの前にその全ぼうを明らかにする。
革新的な技術を駆使した映像世界は、3D映画という新たな歴史を築き上げた。
これにより、いやおうなしに注目の的となるであろうキャメロン監督が、早くも今後の予定について明かした。
同作がヒットすれば、もちろん2作目、3作目などの続編の可能性もあるというが、
目下のところキャメロン監督が夢中になっているのは、過去に発表した自作の3D映画化だ。
考えてみれば、映画『アビス』に登場する未知の生命体や、映画『ターミネーター』のターミネータたちなど、
3Dで観たら迫力も美しさもより楽しめるであるSF映画が目白押しだ。そんな中でキャメロン監督が最も3D化を熱望するのは、映画『タイタニック』だという。
『タイタニック』を3D化したいということは、今年の7月にサンディエゴで開催されたコミック・コンですでに発表されているが、
その具体的な進行状況がキャメロン監督の口から明かされた。
アメリカでの公開は2012年ごろを予定しており、すでに一部のラフ映像は出来ており、その仕上がりは上々のようだ。
「3Dで観る(レオナルド・)ディカプリオ」を楽しみにしてて(笑)」とちゃめっ気たっぷりに語るキャメロン監督は、
自身の作品を3D化することが楽しくてしょうがないといった様子だった。
『アバター』公開後、世界は3D映画の真の姿を知るだろう。そして、そんな驚異の映像世界を作り上げたキャメロン監督に注目し、
次にどんな驚きを観せてくれるのか待ち遠しくなるはずだ。そんな欲張りな観客たちを満足させるため、
そして何よりも己の欲求を満たすため、キャメロン監督はすでに動き始めている。
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