スクラム・ラインアウトのかなめもケガで戦線離脱 早大V3へ黄信号

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1 鏡(三重県)

早大、けが人だらけ V3へ黄信号…ラグビー全国大学選手権

 ◆ラグビー 第46回全国大学選手権▽1回戦 早大38−0立命大(20日、東京・秩父宮ラグビー場など) 常勝ワセダに黄信号点灯だ。
初戦を立命大に完封勝利で突破したが、前回対戦した05年の126―0に遠く及ばぬ38点の“ロースコア”。
前半戦最大のヤマ場、帝京大との対決に向け、ウイングの早田健二主将(4年)は「やりたいことが全くできなかった」と唇をかめば、中竹竜二監督(36)は「成果を上げられないまま終わった」とため息を漏らした。
けが人が続出し、戦力大幅ダウン。主力7人を入れ替える緊急事態で臨んだ初戦だけに、攻守の歯車が合わずミスを連発。関西第5代表の相手に、何度もゴール前を脅かされた。

 今季の対抗戦では6―3と辛勝した帝京大戦ではFW陣が勝敗のかぎを握る。だがスクラム、ラインアウトの要、フッカーの有田隆平(3年)が肋骨(ろっこつ)骨折で戦闘不能。
代役の1年生・伊藤平一郎も試合中に「テンパってしまった」という状態だ。バックス陣も両センターに加えキックの名手、FB田辺秀樹(4年)もけがでベンチから外れた。

 16度目の優勝と同大以来2校目の3連覇を目指すが、帝京大に負ければ決勝進出が8年連続で途切れてしまう。「絶対に負けられない」と早田主将。背水の陣で準々決勝に挑む。

http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/ballsports/news/20091220-OHT1T00212.htm