スズキの軽自動車の主力車種「アルト」が燃費を向上させて、5年ぶりに
フルモデルチェンジした。使い勝手の良さと経済性が“売り”としたアルト
の7代目。全世界で1000万台を販売し、スズキのシンボルともいえる
クルマだ。開発を担当した第一カーラインチーフエンジニアの荒川甚憲
(やすのり)氏(42)に、“小さな軽”に込めたたっぷりの思いを聞いた。
−−スズキにとってアルトの位置づけは
「スズキの軽自動車のベースとなったクルマだ。低価格帯を支え、スズキ
を背負っているクルマといえる」
−−燃費向上をどう図った
「二輪駆動の場合、先代アルトはガソリン1リットル当たり21・0キロだ
ったが、新型は24・5キロに向上した。大きな要因の1つが、ボディーの
軽量化だ。高張力鋼板の使用部分を増やし、約10キロ軽くした。また全車に
VVT(可変バルブタイミング機構)エンジンを搭載したことで、トルクの向
上とともに燃費改善にも貢献できた。副変速機付きCVT(無段変速機)も
採用し、全グレードでエコカー減税対象になった」
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091220/biz0912201201004-n1.htm