ボウリング場千カ所割れ 少子化、若者が敬遠
2009.12.21 09:46
ボウリングの人気が低迷している。2008年にはボウリング場が28年ぶりに千カ所を割り、市場規模も1千億円を切った。
日本ボウリング場協会によると、ボウリング場はブームだった1972年に3697カ所に達した。
施設が老朽化し収益を見込めないと判断した業者によるマンションなどへの建て替えも相次ぎ、2008年は987カ所に落ち込んだ。
市場規模も急速にしぼむ。日本生産性本部によれば、2040億円に達した93年以降は右肩下がりで、08年は910億円と、前年比10%の大幅減。
若者のボウリング離れを、同協会の岡本常光専務理事は「携帯電話やパソコンが普及、一人遊びを好むようになったことも影響している」と分析、
多人数で楽しむゲームが苦手になったのではとみる。手をこまねいてはいられないと、子供向け教室に力を入れ、すそ野の拡大に懸命だ。
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/091221/trd0912210948003-n1.htm