渋川市金井の「伊香保グリーン牧場」に、環境に優しい観光イチゴ狩り園「ECO(エコ)ストロベリーハウス」が完成し、十九日にオープンする。
ハウス内を暖める加温機の燃料に木質ペレットを使用することで、地球温暖化につながる二酸化炭素(CO2)の排出量を抑える。
重油を使う従来の設備と比べ、CO2排出量を年間で約六万キログラム削減することに相当。
この量はスギの成木四千二百八十五本が一年間に吸収するCO2量に匹敵するという。
木質ペレットは県内の枯れ松から製造する。加温機など関連設備は、県の新エネルギー導入モデル支援事業に指定され、補助を受けて整備した。
ハウスの面積は一千平方メートル、多段式の栽培棚を使った立体型水根栽培で、約一万六千株のイチゴを栽培する。
十六日には伊香保温泉の旅館関係者らを招いて内覧会も開かれ、招待客らがイチゴ狩りを楽しんだ。
来年五月の大型連休明けまでイチゴ狩りができる。
ハウス入室は八百円(別途、伊香保グリーン牧場入場料が必要)。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20091218/CK2009121802000116.html