能美の女性が簡易小包で振り込め被害

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1 オートクレーブ(三重県)

能美で100万円「ポスパケット」悪用

 能美市の女性会社員(32)が先月、100万円の振り込め詐欺被害にあった。女性は「ポスパケット」と呼ばれる簡易小包で現金を送金させられていた。
同サービスを悪用した手口が確認されたのは県内で初めてだが、振り込め詐欺の被害申告は今月に入ってすでに4件目。県警は今後、同様の犯行が増える可能性もあるとみて警戒を呼び掛けている。

 小松署の発表によると、女性会社員は11月下旬、携帯電話にメールを受け、記載された連絡先に電話したところ、男の声で「携帯サイトの未納料金について訴訟手続き中で、取り下げには費用が必要」と告げられた。
女性は言われるがままに、県外の住所にポスパケットで現金100万円を郵送した。今月、2度目の金銭要求を受け、不審に思って郵便局に相談、だまされたことに気がついたという。

 ポスパケットでは、1キロ以下の荷物を、送り先の郵便受けに直接投函(とうかん)してもらえる。現金の送付は禁止されているが、県警捜査2課は、郵便局員と顔を合わせずに荷物を受け取れ、
足が着きにくいことに目を付けた犯人が、サービスを悪用したとみており、「1人で悩まず、事前に家族や警察に相談を」と注意を促している。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20091212-OYT8T01277.htm