国内最大級の屋内水槽が完成 高知、海遊館研究所で公開
大阪市港区の水族館「海遊館」は12日、高知県土佐清水市にある海洋生物研究所に完成した屋内水槽の竣工式を行った。
長さ約30メートルで、調査・研究を目的とした屋内水槽としては国内最大級。1月中旬からジンベエザメの飼育風景が一般にも公開される。
研究所は1997年に開設。土佐清水市沖の定置網にかかった海洋生物を収集し、
餌づけ訓練や生態調査後、海遊館に送り出している。
ジンベエザメやオニイトマキエイ(通称マンタ)など「土佐清水市沖出身」の大型生物は海遊館の目玉。
研究所はこれまで、直径20メートル、水深5メートルの円形水槽ひとつで飼育・研究してきたが、
展示生物の数や種類を増やすため、新たな大型水槽の建設を進めていた。
完成した水槽は水深5メートルで、一辺が19メートル、もう一辺が31メートルの長方形。
体長約5メートルのジンベエザメやマンタなどを飼育予定だ。海遊館は「将来は世界初のジンベエザメの繁殖も目指したい」としている。
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009121201000189.html