谷垣・自民総裁:「参院選、大同団結を」 県議らと懇談 /滋賀
自民党の谷垣禎一総裁が11日来県し、大津市内のホテルで自民党県議ら16人と懇談した。
衆院選で自民党候補が全敗した直後に会派分裂を起こして以降、両会派の県議らが同席するのは初めて。
谷垣総裁は来夏の参院選に向け「大同団結して戦う態勢を作ってほしい」と述べた。
総裁選の公約に掲げた全国遊説の一環。会議の冒頭、吉田清一・県連幹事長は総裁の持論を引用し
「『みんなでやろうぜ』という時に会派が分かれていて来年の参院選や知事選は大丈夫なのか心配している」とあいさつ。
谷垣総裁は「私たちは野党になった。敗因をせんじ詰めると結党宣言の
『政治は国民のもの』という部分を見失ったことが原因。党本部と県連の対話を早くすべきだった」と話し、
再生に向けて意見交換した。
懇談は非公開。県議らからは、市町合併で保守系議員が減り従来の選挙態勢が揺らいでいる実態や、
県連と党本部の連携を強化すべきとの意見が出たという。吉田幹事長は「分裂しても党再生への思いは同じ。
党本部の支援も受け参院選の候補擁立を進めたい」と話した。【安部拓輝】
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20091212ddlk25010527000c.html