【ロンドン共同】ブレア前英首相が13日に放映予定の英BBC放送の番組で、
イラクが大量破壊兵器を所持している証拠がなくても、旧フセイン政権の脅威について他の根拠を展開、
イラク戦争に参戦したとの認識を示した。同放送が12日、報じた。
イラク国民に化学兵器を使用するなどしたフセイン元大統領の脅威は明らかだったと指摘。
「(大量破壊兵器が見つからなかったとしても)彼を排除することは正しいと考えただろう」と強調した。
ブレア前首相は年明けにも、イラク戦争参戦の経緯などを調べる独立調査委員会で証言する予定。
同委員会では既に、英外務省高官が、旧イラク軍に化学兵器で他国を攻撃する能力はなさそうだとの情報を得ていたと証言。
野党保守党は「前首相がこのような話を包み隠さずしていたら(参戦で)議会の賛成は得られなかっただろう」と批判を強めている。
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009121201000611.html