未成年者理解の為の指導・支援カルテ公開請求へ　南風原町教委

　【南風原】今年６月に「子ども理解のための指導・支援カルテ」を公開請求した
町立中学校の生徒の保護者が、公開時に削除されたカルテを作成した教師名などの
開示を求めていた件で、南風原町教育委員会（島袋健次委員長）は１０日、臨時委員会を開き、
作成教師とカルテ内に記載されている学校関係者の名前を開示することを決めた。

　保護者からの不服申し立てを受け、町情報公開及び個人情報保護審査会が１日に答申した
「（ほかの生徒の名前を除き）開示すべき」との内容に従った形となる。

　臨時委員会では、５人の教育委員と大城静雄町教育長が町内六つの小・中学校長から意見を聴取。
「作成者が担任であること」「公務中に作成したこと」などを理由に「開示しても差し支えない」と判断。
当該の校長も「公表していい」と話したという。

　開示されるのは、作成した担任の教師名とカルテ内に記載された町教育相談員、
スクールカウンセラーらの名前。保護者が求めていた「別の生徒名」については、
審査会の答申通り非開示とした。

　町教委は１１日に請求のあった保護者へ開示する。当該校の教頭が同席するという。
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-12-11-M_1-031-1_003.html

スクールカウンセラー
村岡

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