介護保険施行10年を前に介護保険を見直すためのシンポジウム(高知自治労連主催)が6日、
高知城ホール(高知市丸ノ内2)で開かれた。
基調講演した高知女子大の田中きよむ教授(47)=社会福祉学専攻=は介護労働者や同保険利用の家族ら約40人を前に、
「職員は制度や時間に管理され、サービスが量的にも質的にも制限されており、支え合う介護とは程遠い」と批判した。
講演で田中教授は介護労働者の劣悪な労働環境を指摘。
「男性職員の1カ月の給与は全産業の平均より約15万円も低い22万5900円。
まずは介護労働者らの平均賃金を上げて社会的地位を向上させないと、現場のサービスの質も向上しない」と訴えた。
講演後にはパネルディスカッションが行われ、ホームヘルパーの藤原千恵さんや
ケアマネジャーの重光広子さんら4人が厳しい介護現場の現状を語った。
藤原さんは「時間に追われ、利用者にお茶を誘われても飲む時間がなくなった」と話し、
「介護保険制度によってヘルパーと利用者の関係は殺伐になった」と実態を明かした。また重光さんは「低所得者には本当に厳しい制度。
自己負担の1割の利用料を払えず、おむつ交換などのサービスをあきらめる人もいる」と述べた。
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