<押尾容疑者>毛髪からMDMA成分 常習裏付けか
元俳優の押尾学容疑者(31)の合成麻薬MDMA譲渡事件で、押尾容疑者が8月に麻薬取締法違反(使用)容疑で逮捕された当時、
毛髪からMDMAの成分が検出されていたことが警視庁捜査1課の調べで分かった。
同課は、押尾容疑者が、一緒に逮捕された友人で衣料品ネット販売業の泉田勇介容疑者(31)から薬物を入手し、
常習的に使用していた可能性があるとみて捜査している。捜査関係者によると押尾、泉田両容疑者は容疑を否認しているという。
泉田容疑者は7月31日にMDMAの錠剤を押尾容疑者に譲り渡したとして逮捕された。
捜査関係者によると、泉田容疑者は昨年12月に友人の紹介で押尾容疑者と知り合った。携帯電話で連絡を取り合うようになり、週に数回会う間柄だった。
押尾容疑者の知人女性(当時30歳)が東京・六本木のマンションで死亡した8月2日には、救急隊員が到着する前に押尾容疑者に電話で呼ばれ、
「MDMAを体から抜く薬を持っていないか」と尋ねられたという。
押尾容疑者は麻薬取締法違反(使用)に問われた10月の公判で「国内で使ったのは(女性が死亡した)8月2日だけ」と供述した。
しかし、毛髪から合成麻薬の成分が検出されたことや、以前に交際していた別の女性らが「押尾容疑者からもらったことがある」と証言したことなどから、
同課は法廷での供述は虚偽だったとみている。【古関俊樹、神澤龍二、山本太一】
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