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746 砥石(愛知県)

「義足の少女」が書いた作文に感動広がる 「涙が止まらない」「勇気づけられた」と大きな反響

「義足の少女」感動広がる…内閣府募集作文で総理大臣賞 読売新聞・編集手帳でも紹介
 生まれつき左足がなく、義足をつけて生活している熊本県南阿蘇村立久木野小4年、
藤崎未夏さん(10)の作文が、障害者週間(3〜9日)にちなんで内閣府が募集した
「心の輪を広げる体験作文」の小学生部門で、総理大臣賞に選ばれた。

 6日の読売新聞・編集手帳であらすじを紹介したところ、「感動した」「全文を読むには
どうしたらいいか」といった声が久木野小や読売新聞社に続々と届くなど、反響が広がっている。

 作文の題は「気持ちを伝えたい」。義足を初めて見た1年生から「にせ物の足だ」と
言われて傷ついたものの、担任の先生に勧められてありのままをみんなの前で話し、
ショックを乗り越えた体験をつづった。

 「同じように悩んでいる人が読んでくれて、『思い切って伝えてみよう』という気持ちに
なってもらえたら、うれしいです」。総理大臣賞に選ばれた感想を未夏さんはそう話し、
「来年また、成長した姿を作文に書きたい」と笑顔を見せる。

 夢は作家になること。サリドマイドによる薬害の被害者で、その半生が「典子は、今」という
映画にもなった白井のり子さん(47)(熊本市)が3年前、同小に講演で訪れ、著書を
プレゼントしてくれたことがきっかけだった。両腕に障害があっても一人で身の回りのことをする
白井さんの生き方に感動し、「体が不自由な人が読んで元気になるような本を私も書きたい」と、
日々の出来事を作文にしているという。

 読売新聞・編集手帳で作品が紹介された後、同小には「涙が止まりませんでした」
「勇気づけられました」といった声が電話や手紙で十数件寄せられ、読売新聞社にも
同様の感想が相次いでいる。「伸び伸び育って、夢をかなえてほしい」と母親の京子さん(34)。

藤崎さんの作文「気持ちを伝えたい」(全文)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20091210-OYT8T00477.htm