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729 砥石(愛知県)

φ( 'A`)「小説家になった…印税で暮らそう」→「小説家じゃ食えない…バイトしなきゃ」現在の作家事情

年末年始の長期休暇中に小説執筆に取りかかってみよう――。
読者の中に、こう考えている人もいるかもしれない。
また、旧態依然としたマスコミ界とは一線を画し、真に自分のテーマを追及しながら、
ライターやノンフィクション作家を目指そうと考えている人もいるだろう。

実は最近、筆者のもとには小説家やライターを目指すさまざまな年代の人たちから、
どうやったらデビューできるかと頻繁に問い合わせをいただく。が、この際ハッキリ言わせていただくと、
作家あるいはライターを専業とすることはお勧めしない。いや、やめておいた方が良い。

まず、世間が勝手に抱いているイメージほどはもうからない。それにも増して作品を発表する場、
すなわち媒体が減少の一途をたどっているため、先行きは極めて不透明だ。
今回の時事日想は、自らのなりわいに触れながら、業界事情を深堀りしてみる。

・減少の一途をたどる媒体
小説家デビューを果たすには、根気よく出版社に作品を持ち込むという方法もあるが、
さまざまな出版社が主催する文学賞に応募し、最終選考に残る、あるいは賞を取ることがデビューの早道だろう。

が、本コラムで何度も触れてきた通り、世は深刻な出版不況の真っただ中にある。
従来なら、大賞の他に特別賞などの形で入賞した作品も書籍化されるチャンスが多かったが、
現在はそのようなケースは極めてまれだ。
メジャータイトルのグランプリを受賞し、晴れて作品が単行本として世に出ても、一昔前と比べ、
初版部数がはるかに少ない。要するに、印税が少ないのだ。
筆者の感覚、あるいは他の作家から聞いた話を総合すると、一昔前の3分の2、あるいは半分のレベル。

副賞の賞金もあるが、これとて切り詰めて生活しても1〜2年で食いつぶしてしまう程度のもの。
言い換えれば、メジャーな賞を取ったとしても、とても専業作家として生活できるような
金銭的な見返りは望めないのだ。(略)
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0912/10/news006.html