【写真あり】県立東濃高校 ロング黒髪の外国籍の生徒が日本語磨き短大合格
日本語磨き短大合格
2009年12月08日
県立東濃高校で、外国籍の生徒らが別室で学ぶ「取り出し授業」が05年にスタートして以来、初めて2人の女子生徒が短大への進学を決めた。
日本語を覚えるのには苦労したが、自分たちの夢をかなえ、今後は、働きながら4年制大学を目指す。(高木文子)
夜間の京都外国語短大キャリア英語科の推薦入試に合格したのは、
フィリピン国籍のメネシオ・キーン・エスペランザさん(18)と、ブラジル国籍の土屋デニーゼ英里奈さん(18)の2人。中学生のころに来日した。
「中学では、定期テストのたびに心配で泣いていた」。土屋さんは、恥ずかしそうに打ち明ける。社会科のテストで、6点だったこともあったという。
6歳から日本に滞在し、小学5年の時にいったん帰国。中学3年で再来日し、可児市の公立校に編入した。
「フィリピンだったら授業が分かるのに」。中学2年の時に美濃加茂市の学校に編入したメネシオさんも漢字が分からず、
帰国したくなったという。板書のスピードに追いつけず、ノートに写す前に消されてしまうこともあった。
両親と日本で暮らすことを選んだ2人は、東濃高校に進んだ。
同校には「取り出し授業」と呼ばれる特別クラスがあり、外国籍の生徒らが時間をかけて学ぶことができる。
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000000912080003