【敗戦処理】1946年以来国債発行額、税収を上回る
国債発行額53.5兆円、税収上回る
景気の悪化を受けて、今年度の税収が36兆円台と、25年ぶりの低い水準に落ち込み、国債発行額が過去最大の53兆台に到達する見通しとなりました。
藤井財務大臣は、今年度の税収が当初の見積もりから9兆2000億円と大幅に落ち込み、36兆9000億円にとどまるという見通しを明らかにしました。
世界同時不況の影響で特に法人税の落ち込みが激しく、1984年以来、25年ぶりの低い水準にとどまっています。
「わが国の財政は、極めて深刻な状況にあります」(藤井裕久財務相)
この結果、歳出をまかなうための国債発行は、当初予定した額より2割以上多い53兆5000億円と、過去最大に膨らむとしています。
国債発行額が税収を上回るのは、終戦直後の1946年以来、63年ぶりの極めて異例な状態で、財政状況の悪化が深刻さを増しています。(08日13:22)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4303442.html