クルマのライト周りをすべて「LED」に変えたいでござる。の巻
矢野経済研究所
LED注目アプリケーション市場に関する調査結果 2009
矢野経済研究所では,次の要綱にてLEDの注目アプリケーションの世界市場動向および技術動向について調査を実施した。
超大型ディスプレイ・LED表示機は,競技場,アミューズメント,商業ビルの外壁への設置が一般的であるが,屋内設置も増加傾向にある。
その結果, 2008年の超大型ディスプレイ・LED表示機向けLEDチップ世界市場は7.8億個(前年比104.0%)と推計した。
景気回復による潜在需要の取り込みやデジタルサイネージなどのシステム販売増加等により市場拡大が期待され,
2015年の同LEDチップ世界市場は12億個(2008年比153.8%)と予測する。
自動車の外装では既にテールランプ等での採用に加え,近年,車内灯への採用が増加しており,
2008年の自動車向けLEDチップ世界市場は36.6億個(前年比152.5%)と推計した。
今後,高級車やハイブリッドカーのヘッドランプ,ストップランプ等外装ランプ,車内灯へのLED採用率の拡大により,
同LEDチップ世界市場は急激に拡大し,2015年は140億個(2008年比382.5%)になると予測する。
現在,携帯電話では100%,ノートPCでも50%以上のバックライトにLEDが採用されており,
2008年の液晶バックライト向けLEDチップ世界市場は134億個(前年比127.6%)と推計した。
今後,ノートPCでのLEDバックライト採用率は100%となり,
LED TVの普及に伴い液晶TVへのLED採用も進むことから,
2015年の同LEDチップ世界市場は360億個(2008年比268.7%)になると予測する。
http://www.elisnet.or.jp/news/news_detail.cfm?select_news_id=19112