津軽弁の日:独特の単語や俳句、川柳紹介 港区・郵貯ホールで来月28日 /東京
◇あずましい→気持ちいい/まいね→だめ/あめる→腐る
来年12月の東北新幹線新青森駅開業を記念したプレイベント「津軽弁の日in東京−番外編」が来年1月28日、港区芝公園の東京郵便貯金ホールで開かれる。
「津軽弁の日」は、全国から寄せられた津軽弁の俳句、短歌、川柳、詩と津軽弁にまつわる体験記の5部門の優秀作品を身ぶり手ぶりを加えながら発表するイベント。
タレントやアナウンサーらで組織するボランティア団体「津軽弁の日やるべし会」が主催し、津軽の方言詩人・高木恭造氏の命日にあたる10月23日に毎年開催している。
今年も22回目を青森市文化会館で実施。毎年会場が満員になるほどだが、東京での開催は初めての試みとなる。
今回は東京バージョンとして、「あずましい(気持ちがいい)」「まいね(だめ)」「あめる(腐る)」などの独特の単語や、
「あめでねが ばさまに かへでみる(腐ってないか、ばあさんに食べさせてみる)」などお年寄りをからかったもの、嫁と姑(しゅうとめ)のものなど、
22年間に集めた作品の中からジャンル別に紹介していく。
津軽言葉になじみのない都内での開催だけに、標準語への「翻訳」はどうするかは検討中で、注目のポイントとなるという。
タレントで「やるべし会」代表の伊奈かっぺいさんはPRのため、3日、千代田区一ツ橋の毎日新聞とうきょう支局を訪れ、
「ふるさとを離れた人には懐かしく、津軽弁をよく知らない人にとっては、青森を知る取っかかりになるイベント。標準語で言うと傷ついてしまうことでも、方言で話すと温かくなるよということを知ってもらい、
方言の良さを感じてほしい」と話した。
午後7時から。入場料は、前売り4000円(当日4500円)。青函連絡船が運航していた当時の写真などを飾るパネル展「来いへじゃ青森展」も同時開催。
先着500人にリンゴのプレゼントもある。青森からは、応援観戦ツアーも企画されている。問い合わせは、おふぃす・ぐう(電話080・1833・5221)へ。
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20091204ddlk13040305000c.html