世界でも例がないほどの試合数をこなす今季のJリーグ2部(J2)で、
最終節の51試合目に大きな勝負が待っていた。
1部(J1)昇格に残された最後の1枠をめぐり、
火花を散らす3位湘南と4位甲府。勝ち点1差の攻防は、どんな結末を迎えるのだろうか。
11月21日の直接対決は後半ロスタイムの劇的なゴールで湘南に軍配が上がった。
残り2試合で勝ち点は3差に広がり、大勢は決したかに思われた。
それでも甲府の安間監督は「僕はあきらめが悪い人間なので絶対にあきらめない」と強気に話した。
第50節で甲府が勝ち、湘南は引き分けたため、決着は最終節に持ち越した。
5日は、湘南がアウェーで水戸、甲府はホームに熊本を迎える。
勝てば文句なしで昇格が決まる湘南のMF坂本は「余計なことは考えなくていい。勝って決めるだけだから分かりやすい。
次が決勝戦みたいなもの」と気合十分だ。
引き分けるか負ければ甲府に逆転される可能性があるだけに、自力で勝負を決めたいところだ。
甲府は3季ぶり、湘南は過去最長となる11季ぶりのJ1復帰を狙う。
最後の最後で念願を果たすのはどちらか。
湘南の反町監督は「これだけ長いシーズンの最後で決まるなんて感慨深い。
何とか一花咲かせたい」と思いを口にした。
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