【理系集まれ】数学得意な奴は尊敬する 数学を使って信号機を設計する考えを解説

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1 ガスレンジ(catv?)

【秋山仁のこんなところにも数学が】(93) 数学で渋滞のイライラ解消 (1/2ページ)
2009.11.28 07:00

 連休に車で出掛け、大渋滞に巻き込まれ、あわや会合に遅刻するところでした。その原因のひとつになったのが、度重なる交差点での信号待ちでした。
そこで、今回は数学を使って交通の流れをスムーズにするための信号機を設計する考え方を解説しましょう。信号機は必要があれば、車線ごとに矢印信号を設置できるものとします。
http://sankei.jp.msn.com/photos/science/science/091128/scn0911280702001-p1.jpg
図1は、ある交差点での車線の状況を表し、表1は、a〜fの各車線の1分間当たりの交通量とします。
まずはじめに、2つの車線の対(a、e)(a、f)のように、交差点内で衝突する危険性のあるものは同時に青にできません。
この交差点において同時に青にしてよい車線の組は(a、c)(a、d)(b、c)(b、e)(c、f)(d、f)(e、f)です。
一方、(a、b)(a、e)(a、f)(b、d)(b、f)(c、d)(c、e)(d、e)は同時に青は不可…(※)。
(a、c)と(d、f)は、直進優先のルールを守ればさほど衝突の危険はないので、同時に青にできるとします。

ここで、信号は周期的に変わることに注意し、条件(※)を満たすように、各車線の青信号の区間を円周上に表現しましょう。
すなわち、同時に青にしてよい2つの車線に対応する2つの円弧は共通の部分をもっても構いませんが、同時に青にすると衝突が起こり得るときは
それらに対応する円弧は共通部分をもたないように、6個の円弧を円周上に配置します=図2。
http://sankei.jp.msn.com/photos/science/science/091128/scn0911280702001-p2.jpg




http://sankei.jp.msn.com/science/science/091128/scn0911280702001-n1.htm