「初乗り500円」のタクシーが多い大阪で、近畿運輸局が一部の個人業者に値上げを指示した。
「規制緩和」から「過当競争の歯止め」に方針が転換されたのが背景で、
地域全体で今後、料金の底上げが加速する可能性もある。「企業努力を無にするのか」
「値下げが続けば安全面がおろそかになる」。業者や利用者からは、運輸局の指示に反発や賛意の声が交錯した。
10月に「タクシー適正化・活性化特別措置法」が施行され、運輸局は定期的な運賃認可の際などに
「適正な利潤」を含む価格になるよう審査を強化。今回は9人の個人タクシーが初乗り500円の継続を申請し、
1人については「収支に問題ない」として継続を認めたが、残り8人には550円から660円が妥当と11月20日付で通知した。
タクシー料金は地域ごとにあらかじめ幅が決められ、
大阪府内では現在、中型で「640〜660円」なら自動的に認可される。
それ以外は原価計算書を運輸局に申請、審査を受ける必要がある。
大阪は格安のタクシーが多く、9月末現在で個人を含め府内に計2万2418台あるタクシーのうち、
2034台が「500円タクシー」。大阪や京都などで500円タクシーを展開するMKタクシーは、
法改正について「利用者不在の規制強化だ」(経営企画部)と反発、
「当社の500円運賃は今後も認められるはず」と話す。
一方、自動認可の「幅」に収まる運賃の業者が中心の大阪タクシー協会は
「500円では本来、経営は成り立たない。適正な競争実現のため、今回の審査結果を歓迎する」としている。
http://www.asahi.com/national/update/1125/OSK200911240157.html 関連スレ
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http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/news/1259066193/