●民放で深夜に放送されているアニメは、どれも卑猥で性表現が過激である。実写では不可能な
性描写やセリフを平気で放送している。深夜だから子どもが見ていないとは限らない。テレビで
放送するアニメとして相応しくない。
●最近は青年、学生など自室にテレビがあるのが当たり前になり、深夜番組を見ている子も多い。
深夜番組は少なからずアダルト関連を含む番組が多く、露出の多いタレント、アダルトを連想させる
発言など、視聴者からすれば青少年に悪影響を及ぼしかねない番組が多いのが事実だ。「深夜だから
子どもは見ていないだろう」という考えの甘さが伺える。深夜番組について考えるべきだ。
●芸人が浜辺でかまどを作り中華鍋に油を入れて加熱し、2mほど離れた場所から食材を投げ入れていた。
食材が鍋に入るとしぶきが上がり、かまどの火が油に引火し、辺り一面が火の海となった。小学5年生の
子どもが「面白いなあ」と言ったので「そんなことするなよ」と忠告はしたが、例えばキャンプ等で
親の目から離れた時に試したりしたら大変なことになるだろう。子どもが真似をしたくなるような内容は
放送するべきではない。
●少し前、ある有名女優の逮捕で、連日同じ内容の情報を時間が許す限り放送していた。マスコミはどんな
問題を私たちの生活に落としていったか分かるか。小学1年生の息子が砂糖を見るだけで「覚せい剤」と
口にするようになった。なにも知らない子どもが、テレビを通じて覚せい剤という存在を知り興味を持つこと、
これこそが本当に怖い。私たちの日常に及ぼす影響をもっと敏感にとらえて放送してほしい。
http://www.bpo.gr.jp/audience/opinion/2009/200910.html