http://hochi.yomiuri.co.jp/photo/20091122-095298-1-L.jpg http://hochi.yomiuri.co.jp/giants/news/20091122-OHT1T00267.htm 7年ぶりに日本一を奪回した巨人の「日本シリーズ優勝パレード」が22日
、東京・大手町の読売新聞東京本社前から銀座8丁目交差点までの3・1キロ
で行われた。オープントップバス3台に分乗した原辰徳監督(51)ら首脳陣、
選手計50人は、ファンが一体となって今季の喜びと感動を分かち合った。原
監督は「僕から逆に(ファンに)おめでとうと言いたいぐらい」と34万人の
沿道のファンに感謝した。
押し寄せるファンのエネルギーに圧倒された。バスの先頭に陣取った原監督
は、万感の思いで手を振り続けた。「感謝、感謝です。これだけ多くのファン
から『おめでとう』と声をかけられた。ともに(日本一を)分かち合ったんだ
なと実感した。僕からすれば、逆に(ファンに)『おめでとう』と言いたいで
す」と振り返った。
読売新聞東京本社前に、ユニホーム姿のV戦士と首脳陣、総勢50人が集結
した。燃えるような赤でペイントされた可動幌(ほろ)付きのオープントップ
バス3台に分乗。午前10時15分。管楽器の高らかなファンファーレを合図
に、Vパレードが始まった。絶叫にも似た大歓声が、ビルの谷間にこだました。
気温は約8度。スタート前は、鉛色の空から小雨が降っていた。しかし、パ
レードが始まった瞬間、その雨はやんだ。WBCでの世界一、セ・リーグ3連
覇、日本一奪回、そしてアジア王者。“4冠”を達成した名将の祈りが通じた
。老若男女すべてのG党が、傘をささずにパレードの感動に酔いしれた。