社会に生きる女性育成 武庫川学院が創立70周年
記念式典で式辞を述べる大河原量・武庫川学院長=武庫川女子大
武庫川女子大と付属中学・高校などを運営する学校法人武庫川学院の創立70周年記念式
典が21日、西宮市池開町の中央キャンパス公江記念講堂で開かれた。関係者約2100
人が集まり、学院のさらなる発展を願った。
同学院は1939(昭和14)年、地方官僚だった公江喜市郎が英国の私学教育に感銘を
受け、武庫川高等女学校を創設したのが始まり。戦災で校舎の大半を焼失したが、49年
には大学を開学、現在は付属幼稚園、中学、高校、短大、大学院を擁する総合学園になっ
た。
教育目標に「社会に貢献できる女性の育成」を掲げ、OGには、俳人の宇多喜代子さん
(短大)、宝塚歌劇団の蘭寿とむさん(高校)、小説家の湊かなえさん(大学)、バレー
ボール全日本女子メンバーの坂下麻衣子さん(同)らがいる。関西では「ムコジョ」の愛
称で親しまれている。
式典には井戸敏三知事らが出席し、大河原量学院長が「今後も伝統を重んじ、社会に生き
る女性を育成したい」とあいさつ。今春卒業した情報メディア学科の学生が、在学中に制
作した記念映像も上映された。
http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/0002531679.shtml