民主党と国民新党の議員でつくる「道路のネットワーク化推進議員連盟」が、東北や山陰、九州など「9県知事会議」の
メンバーとともに馬淵澄夫国土交通副大臣を訪ねた。鳩山内閣が掲げる「地域主権」の観点から、高速道路が
つながっていない地域での早期連結を陳情した。
同議連は約20人が参加して10月に発足。国交省道路局長を初会合に呼んで要望するなど、
鳩山内閣の道路予算削減方針を牽制(けんせい)している。一方で民主党は、小沢一郎幹事長の族議員撲滅の
方針のもと、政官癒着の温床となる議連の「整理」に乗り出している。
同議連の川上義博・民主党参院議員は9県知事会議との19日の会合で「幹事長からお達しはあるが、
地域のために働く善玉の族議員をつくる議連だ」と存在意義を強調。元財務官僚の溝口善兵衛島根県知事は
陳情後の記者会見で、「民主党に参り、副大臣とも意見交換ができた。有益な機会だった」と語った。
http://www.asahi.com/politics/update/1120/TKY200911200357.html