その1は、普天間移設をめぐり、総理、外相、防衛相の発言や行動が「バラバラ」だと
指摘したら、決定に至るまではそれでよい、とのこと。しかしながら、インド洋補給支援をめぐる長島政務官の発言には、北澤防衛相が「注意」した、
と防衛相会見(防衛省HP)でも述べられている。これは明らかなダブルスタンダードであり、怒られた長島政務官も驚いたことだろう。
その2は、民主党は、衆院選前は普天間基地移設先を「県外、国外」を訴え、選挙では「在日米軍基地の在り方について見直しの方向」と訴えてきた現実がある。
このことを北澤防衛相に質したところ、北澤防衛相は「選挙だから」という趣旨の答弁。これには佐藤は勿論だが、委員席にいたわが党の島尻安伊子議員、
そして民主党の喜納昌吉議員はもっと驚いただろう。これほど選挙民とりわけ沖縄県民を愚弄する言葉はないと思う。
その3は、海上保安庁を担当する辻元国交副大臣に、辺野古沖に移設が決まり、その際、海上における妨害行動が行われたら、その対応のため海保を出すか?と質した。
辻元副大臣のHPでは「辺野古の新基地中止」を訴えていたが、「必要があれば出す」との答弁。これまでの辻元議員の言動からすれば、さすが閣内に入っているとの
「自覚ある答弁」に、違う意味で驚いた。
その4、海兵隊のグアム移転協定案に、当時、北澤防衛相は反対されたかと聞いた。民主党は反対したとの答え。
北澤大臣ご自身は、と改めて問うと、私は党議に忠実だとのこと。では、防衛大臣になられた今は、と確認したら、明確には答えない。
米議会ではグアム移転経費を盛り込んだ予算案が削減されたものの可決はされている。これは、米国への誤ったメッセージとなるやも知れず、米国も驚いただろう。
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