党本部の謝罪、自民県連受け入れ
衆院選宮崎1区で自民党が分裂した責任は中山成彬前衆院議員らにあるとして、
県連の中村幸一筆頭副会長(県議会議長)は17日、東京の党本部を訪れて
中山氏と同氏を支援した森喜朗元首相、町村信孝元官房長官に謝罪させるよう求めた。
対応した二階俊博選対局長や河村建夫前官房長官らが「不幸なことになり申し訳なかった」と謝罪。
「3人に対して厳しく注意する」と中村氏に応じたことで一応の決着をみた。
宮崎1区では、県連が公募で選んだ元参院議員の上杉光弘氏と、
「不出馬」表明を撤回して立候補した中山氏との間で分裂。党本部はどちらも公認せず、
民主党などが推した候補に敗れた。
責任を取るとして県連の役員10人が辞職する事態にも発展し、
中村氏は「党本部の対応によっては(県連の)解体も視野に入れていた」と話した。
今回の決着を受け、中村氏は早急に県連の新体制作りに着手する方針。
また、中山氏の落選で空席となっていた党第1選挙区の支部長ポストには、
中村氏が「暫定支部長」として就くことも決まった。次期参院選についても協議され、
党本部側は候補者を公募する方向で調整している県連の意向を「尊重する」と約束したという。
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