【宇宙ヤバイ】木星の衛星エウロパに魚が生息? 地球の深海とほぼ同じ環境

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1 昆布(大阪府)

太陽からはるか遠く離れた木星の衛星エウロパの海に、魚のような生命体が生息している可能性があるという。
エウロパは氷の外殻に覆われているが、地下の全域に深さ160キロの海が広がっていると考えられている。
ちなみに衛星表面に陸地は存在しない。
この海に従来モデルで想定されていた値の100倍の酸素が含まれているという画期的な研究結果が発表され大きな論争を呼んでいる。

酸素がこれだけ存在していれば、顕微鏡サイズを越えた生命体をはぐくむことが可能だ。
研究チームの一員でアメリカのアリゾナ州ツーソンにあるアリゾナ大学のリチャード・グリーンバーグ氏は、
「理論上、エウロパでは魚のような生命体が少なくとも3トンは生息できる。

“生命体が存在する”と断言はできないが、生命活動を支える物理的条件が整っていることは確実だ」と話す。
同氏の最新研究は、先月プエルト・リコのファハルドで開催されたアメリカ天文学会惑星科学分科会(DPS)で発表された。

マサチューセッツ州のウッズホール海洋研究所に所属する深海分子生態学者ティモシー・シャンク氏は、
今回の研究を受けて次のように話す。
「判明している情報に基づくと、エウロパの海底の一部には、地球の深海に存在する熱水噴出孔周辺と非常によく似た環境があるはずだ。
この条件下で生命体が存在しないとなると、その方が驚きだ」。

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=58116451&expand