おしっこ発電、無線で信号 立命館大、おむつに応用
おしっこにぬれると自動的に発電し、無線で信号を発する電池不要の小型センサーを、立命館大の道関隆国教授らの
チームが開発し、12日発表した。
大きさは4センチ四方で厚さ1センチ、重さ26グラム。介護用のおむつに取り付ければ、たちどころに尿漏れが感知
できる仕組み。道関教授は「さらに小型・軽量化して実用レベルに近づけ、将来は介護施設などで利用してもらいたい」
としている。
チームは、水酸化イオンなどを含む尿に電解液としての性質があるのに着目。電極に挟んだ紙に尿がしみ込むと、
約1・4ボルトを発電する電池として働くのを確認した。これに無線送信機を組み合わせて一体化した。
信号は3メートル近く飛び、弁当箱サイズの装置で受信可能。道関教授は「おむつメーカーなどと相談しながら
開発を進めたい」と話した。
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009111201000577.html