【鳥取】西条柿 お酒で新販路
八頭町特産の西条柿を使ったリキュールを奈良の酒造会社が作った。
渋みと甘みが溶けあった味わいで、県東部の農協系スーパー「トスク」で今月下旬にも販売を始める。
JA鳥取いなばによると、県は西条柿の全国有数の産地で、なかでも八頭町は県内生産の7割以上を占める。
ただ柿は熟すのが早いうえ、熟し始めると店頭に出せないため、加工による新たな商品開発が求められていた。
「西条柿でリキュールを作ってみたい」と提案したのは奈良県吉野町で
酒造会社「北岡本店」を営む北岡篤・吉野町長。西条柿は普通の柿に比べて糖度が高く、
甘みを加えずに柿本来の味を生かした酒ができると平木誠・八頭町長に持ちかけた。
今年は柿1トン分をリキュールにした。
10日には平木町長や農協関係者が県庁を訪れ、平井伸治知事に西条柿のリキュールを勧めた。
試飲した平井知事は「のどごしが違う。ぜひ応援したい」と太鼓判を押した。
17日から出荷し始め、今月下旬には県東部の各店頭に並ぶ。
720ミリリットル入りで1470円。北岡本店の販路で全国展開も図る。
http://www.asahi.com/food/news/TKY200911110233.html マスコットキャラクター「西条カッキー」の勧めで平井知事(左)はリキュールを試飲した
http://www.asahi.com/food/news/images/OSK200911110090.jpg