長崎ホームレス支援する会:「社会問い直す活動」−−設立総会 /長崎
「長崎ホームレスを支援する会」の設立総会が31日、長崎市桜町の県勤労福祉会館であり、
NPO法人「北九州ホームレス支援機構」の奥田知志理事長が「絆(きずな)が人を生かすから」と
題して記念講演、「志を高く持って」と支援する会を激励した。
支援する会は、県内でホームレス支援などに取り組む有志が中心となり今年2月に準備会として
活動を開始、長崎市の公園などで生活する十数人のホームレスに毎週1回、弁当やお茶などを
支給する取り組みなどを続けている。7月に支援する会となり、NPO法人化を目指す。
講演で奥田理事長は「この15〜20年で日本社会はゆがんだ。格差社会や競争社会など、
自己責任論をどう払しょくするかが課題」と指摘。「今の社会は個人の責任で済まないところがあり、
ホームレス支援は今の社会を問い直すための活動。志を高く持って取り組んでほしい」と述べた。
この日の総会では、高橋靖子・元長崎総合科学大非常勤講師を会長とする人事案などを了承。
炊き出しや自立支援グループによる活動報告もあった。支援する会への問い合わせは、
事務局長の井手さん(095・861・0291)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091101-00000179-mailo-l42