鳩山首相 「夫婦別姓は慎重に。外国人参政権は前向きに」 国会で答弁
夫婦別姓導入に慎重=「家族のきずな薄まる」−首相
鳩山由紀夫首相は5日午後の衆院予算委員会で、選択的夫婦別姓の導入について
「家族のきずなが薄められてしまう懸念もある。国民的な議論を深めることが大事だ。
無理やりに押し通すことはいかがなものか」と述べ、慎重に対応する考えを示した。
自民党の稲田朋美氏への答弁。
選択的夫婦別姓は、婚姻時に夫婦が同姓か別姓かを選ぶことができる制度。千葉景
子法相が導入のための民法改正案を来年の通常国会に提出する意向を表明していた。
また、稲田氏が永住外国人への地方参政権付与についての考え方をただしたのに対し、
首相は「前向きに考えていきたい」とする一方で、「民主党の中にも多くの意見があることも
事実だ。強引に押し通そうと思っていない」と語り、さらに議論が必要だとの認識を示した。
虚偽献金問題に関し、首相は元秘書の求めに応じ、鳩山家の資産管理会社の資産を
政治資金に充てていたことについて「元秘書を信頼していたために(資産の引き出しが)
どのぐらいになっているか気にも留めずに了承していた」と述べた。自民党の小里泰弘氏
への答弁。
衆院予算委は3日間の日程を終え、論戦の舞台は6日から参院予算委に移る。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009110500748