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「英語が話せない」を理由に交通違反切符 → 警察が謝罪


「英語が話せない」を理由に交通違反切符、ダラス警察が謝罪

テキサス州ダラス(CNN) 米テキサス州ダラスの警察が、「英語を話せない」ことを理由に
交通違反の反則切符を交付していたことが分かったと発表、謝罪を表明すると同時に、
徴収した違反金を返却すると明らかにした。

警察の調べによると、過去3年間に、英語を話せないことを理由にした
反則切符が39枚交付されていた。

このうちの1枚を受け取ったエルネスティーナ・モンドラゴンさんは、免許証不所持と
Uターン禁止場所での転回も含まれており、罰金204ドルが科せられていた。

1980年から米国で合法的に暮らすモンドラゴンさんは、違反は仕方ないが
英語を話せないことが理由に含まれているのは差別で侮辱だと憤っている。

テキサス州では、バスやタクシーなど商業用車両を運転する場合は英語を話すことが
求められており、英語を話せない場合は交通違反となる。
しかし、交付された39枚の反則切符は、いずれも商業用車両ではなかった。

さらに、テキサス州はメキシコと国境を接しており、ヒスパニック人口も多いため、
スペイン語のみで免許証を取得できるうえ、州の公式ウェブサイトにはスペイン語版もある。

ダラス警察は、「スペイン語を話すヒスパニックの人々に謝罪する。
ダラスという人種が多様な街でこういったことが起こってしまい、本当に申し訳ない」と平身低頭だった。

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200910280031.html