宮崎・高鍋農高生プロデュース ラクミメロンパン人気 ローソン発売
2009年10月24日 00:30
宮崎県高鍋町の高鍋農業高校と、コンビニエンスストア大手のローソンが共同開発した「ラクミメロンパン」(1個120円)が人気だ。
同校の食品化学科が実習で作った乳酸菌飲料「ラクミ」を生地に混ぜた商品で、発売開始から1日平均約1万個が売れる「まれに見るヒット」(ローソン広報)に。
学校側も反響に驚いている。
同科では121人が農畜産製品の加工技術を学んでおり、実習でハムやみそを製造している。ラクミは脱脂粉乳に乳酸菌や砂糖、
香料を溶かして瓶詰めした飲料。手作業のため年約3000本(1本=633ミリリットル)しか生産できず、地元以外ではあまり流通していない。
ローソンは昨年から、九州各県の農業高校と開発したパンを販売しており、高鍋農高に企画を持ち掛けた。
生徒のアイデア約300件からラクミメロンパンが選ばれ、リョーユーパン(福岡県大野城市)が商品化した。
今月13日から九州全県で販売。ラクミ入りの生地にザラメをまぶし、特産の日向夏とクリームを挟んだ。
宮崎県内では品切れの店も出ている。
包装のイラストを描いた同科3年の小玉賀菜江さん(17)は「自分の絵の商品を買ってもらえうれしい」。
同科の岩切哲郎教諭(39)は「食品関連企業に就職を目指す生徒も多く、励みになります」と話している。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/130222 依頼スレより