【NPB】まさかのドーピング容認、ニンニク注射OK
日本プロ野球組織(NPB)の医事委員会(増島篤委員長)は24日、中日の吉見一起投手について、反ドーピング規定に抵触した事実は確認できなかったとの調査結果を発表した。
吉見投手は22日の一部報道で、登板直前と翌日に疲労回復に効果があるとされるビタミン剤の点滴を受けていると伝えられた。
そのため同委員会が本人と球団代表者に事情聴取した上で、カルテのコピーも取り寄せて検討したところ、「医学的な正当な適用による治療行為の範囲と判断した」(増島委員長)という。
問題となった点滴は、いわゆる「ニンニク注射」と呼ばれるもの。
点滴などの静脈注射はドーピングの痕跡を隠すために使われる可能性があり、世界反ドーピング機関(WADA)が正当な医療行為の場合を除いて禁止している。
http://www.asahi.com/sports/bb/TKY200910240235.html