<公明>参院選重視に転換 太田前代表、比例で出馬へ
10月22日20時46分配信 毎日新聞
公明党は22日、来年夏の参院選で、8月の衆院選で落選した太田昭宏前代表
(東京12区)と上田勇元副財務相(神奈川6区)を比例代表で擁立する方向で
調整に入った。改選を迎える西田実仁参院議員(埼玉選挙区)も比例に転出させる。
国政選挙では比例代表に重点を置き、選挙区選挙を縮小する流れを強めている。
同党は太田氏を、定年を理由に引退する浜四津敏子代表代行の後任候補と位置付ける。
太田氏自身64歳で、「任期中に66歳を超えない」という党の基準に引っかかるが、
「知名度が高く、全国的な得票が期待できる」(幹部)ため例外扱いとする。
次期参院選で改選を迎える現職がいる選挙区は、埼玉、東京、大阪の三つ。
このうち、支持層が厚い東京、大阪選挙区には候補を立てるものの、
定年制を適用して現職を差し替え、世代交代を促す。
同党は先の衆院選で8小選挙区で全敗した。北側一雄前幹事長(大阪16区)ら
一部の前議員は次回も小選挙区で再起を目指すが、
党内には、将来小選挙区から撤退する案も浮上している。
自民党との選挙協力が白紙に戻り、公明党単独での当選が難しくなっているためで、
太田氏と上田氏の後継候補は置かない方針だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091022-00000111-mai-pol