静岡知事が日航の路線撤退の阻止目指す
日本航空が静岡空港発着路線の廃止を検討していることを受け、静岡県の川勝平太知事は21日、日航の西松遥社長と会談した
川勝知事は会談後、静岡−福岡線の利用促進により「人気のある便にして、撤退できない状況をつくりたい」と記者団に述べた。
静岡県は、日航の福岡線に限って2009年度に搭乗率が70%を下回った場合、1席当たり1万5800円を日航に支払う「搭乗率保証」を導入している。
勝知事が搭乗率保証の廃止をあらためて求めたところ、西松社長は「自分の意思で決められないので、判断できる環境が生まれるのか(見通しがつくまで)時間がほしい」と答えたという。
川勝知事は、日航再建に向けた再生専門家チームについて「権限が非常に強い」として、メンバーが日航の執行役員に就いた場合には面会を申し入れる考えを示した。(共同)
http://www.tv-sdt.co.jp/nnn/news8803080.html 川勝知事、JAL社長と会談。結論出ず
川勝知事は21日、搭乗率保証制度の廃止問題で日本航空の西松遥 社長と会談した。この問題についての結論は出ず、静岡空港から撤退する方針も示されなかったという。
川勝知事を乗せた車は午前11時45分ごろ、都内にある日本航空の本社ビルに入った。会談は川勝知事と西松社長の2人だけで行われ、
川勝知事が求めている福岡線の搭乗率保証制度廃止について話し合われたが、結論は出なかったという。
およそ40分後、西松社長との会談を終えた川勝知事は西松社長が厳しい状況におかれ、会社に不利益となる決断はできないと気遣った上で、
「静岡県民にとっても日本航空にとっても益する話をし、好意的に受け止めていただいた.
ただ、自分ひとりで決断できる状態ではないという立場で、今しばらく時間が欲しいということだった」と語った。
また、川勝知事によると、静岡空港からの撤退については西松社長から意思が示されず、来年度は撤退しないという感触をもったという。
また、まず搭乗率保証制度の廃止と撤退の問題とは関係ないことがわかり、川勝知事は撤退できない、人気のある路線にしたいと話している。
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