強制わいせつ致傷罪に問われた元会社員小倉崇将被告(23)の裁判員裁判初公判が20日、東京地裁(後藤真理子裁判長)であり、被告は起訴内容を認めた。
裁判員は男女3人ずつで補充裁判員は男性2人。
事件直前に被告と飲酒していた上司の証人尋問で、男性裁判員1人が「(酒に弱い被告に)飲酒を強制したか」などと質問。上司が「楽しく飲んでいました」と答えた。
審理は被害者が特定されないよう、名前などを伏せて行われた。弁護側は冒頭陳述で、約260万円を支払い示談したとして、被害者が軽い刑を求めていると主張した。
起訴状などによると、被告は飲酒後の5月30日早朝、東京・六本木の路上で、面識のない20代女性の首を背後から締め付け、近くの駐車場に連れ込み、
わいせつ行為をして首に重傷を負わせた、としている。
初公判に先立つ裁判員選任手続きは出席率88%。3人が辞退を申し出たが、うち1人は認められなかった。
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009102001000867.html