さよならHDD、こんにちはSSD。 SSD、大幅値下がりと容量増加。

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1 ノイズn(長崎県)

SSD、大幅値下がりと容量増加でインテルがシェアを拡大

 インテルのSSDの売れ行きが好調だ。9月のメーカー別シェアでは、これまで1、2位を
占めていたバッファローとシー・エフ・デー販売の2社を抑え、初の1位を獲得した。

 SSDはHDDに比べて比較的高価格であったが、09年1月には税抜きの平均単価が1万2000円まで下落。
その後再び価格を戻したが、2万円台でほぼ安定している。

 低価格化と大容量化が進み、パフォーマンスが向上する中、メーカー別の台数シェアが大きく動いている。
9月のメーカー別台数シェアでは、インテルが36.4%と8月に比べほぼ倍増(図表2)。
同社が1位になるのはSSDの市場が立ち上がってきた08年9月以降、初めて。

 シェア拡大には、8月末に発売したインテルの2.5インチ内蔵タイプ「SSDSA2MH080G2R5」の大幅な伸びが影響した。
同製品は、9月の機種別シェアで15.9%を占め、1位を獲得している。
読み出し速度、書き込み速度の速さなど、性能面での信頼性が高く、好評を得ているという。

 7月以降に平均単価の下落が進んだことも要因の一つ。インテルの平均単価は9月時点で2万5000円台と、
この1年で5万円近く下落。1万-1万5000円程度のバッファローやシー・エフ・デー販売との価格差を縮めてきている(図表3)。

 平均単価の値下がりに加え、容量の拡大も進んだ。図表4で示すように、平均容量は各メーカーとも増加傾向だが、
中でもインテルは9月時点で 86.1GBと他2社よりも20-30GB程度容量が大きい。
平均単価の下落に加え、大容量化も進んだことが台数の拡大につながった。

 インテルの躍進に加えて、10月22日にはマイクロソフトの新世代OS「Windows 7」が登場する。
これまでのOSでは不十分だったSSD向けのサポート機能が、Windows 7から搭載される。
特に書き換え回数の制限に対しては、不必要な書き込みを減らす、といったSSD向けの調整がされているという。
Windows 7の登場によって、年末に向けてSSD市場の活性化がさらに期待できそうだ。(BCN・岩渕恵)

http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN200910190007.html