暴力描写を含むゲームが“キラーゲーム”と呼ばれ、厳しい規制が課せられているドイツ。この国で、
市民運動団体の呼びかけにより、暴力ゲームを持ち寄るイベントが開催されることになった。
このイベントを主催するのは、今年3月にドイツで起きた銃乱射事件において、命を落とした被害者15人の
遺族など。「10月17日(土)、シュトゥットガルト州立歌劇場の前にて、暴力ゲームを収集します」と一般に
呼びかけている。
持ち寄ったゲームソフトをどうするのかは明記されていないが、上記リンクのサイトで、“ソフトをゴミ箱に捨てる人”
をかたどったアイコンが用いられていることから推察するに、ソフトを破棄するパフォーマンスを行うのかもしれない。
なお、参加者の中から抽選で1名に、サッカーのナショナルチームによるサインが入ったユニホームを進呈
するとのこと。
欧米ゲーム事情では以前、400人のゲーマーたちが、人気イベントの中止に抗議して行った大規模デモを紹介した。
このようにドイツは、暴力ゲーム擁護派と反対派の双方が派手な活動を展開し、アメリカよりもさらに激しい
論戦をくり広げるホットスポットになりつつあるようだ。
http://www.gpara.com/kaigainews/eanda/2009101502/