延期されないかもと言われていた防衛大綱結局先送り
防衛大綱先送り決定 政策閣僚委 中期防1年空白
政府は十六日の基本政策閣僚委員会で、新たな「防衛計画の大綱」と中期防衛力整備計画(中期防)について、
当初は年末としていた策定時期を一年先送りする方針を正式に決めた。新たに有識者会議を設け、
二〇一〇年末までにまとめる。これにより、中期防に一年の空白が生じ、一〇年度の防衛予算は
自衛隊の装備を定める基本方針を欠いたまま編成される。
中期防の空白は一九八六年の中期防導入から初めて。記者会見で平野博文官房長官は
「政権交代という歴史的転換を経て、幅広い議論でしっかり検討するのが適当と判断した」と述べた。
十五日に防衛省が提出した一〇年度予算の概算要求には、現大綱に記載のないミサイル防衛の配備拡大が盛り込まれている。
政府は基本政策閣僚委員会などで暫定方針を決め、予算編成に反映させるとしている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009101702000049.html