行きたくない会社でも「正社員」なら入っておいて損はない
まず、大前提だが、なんとしてでも正社員の内定を取っておくこと。
新卒で正社員内定を取っているのといないのとでは、後々の選択肢の数が大きく変わってくる。
というのも、将来転職する際に「正社員経験なし=書類選考×」と一律で不合格とする企業が少なくないからだ。
特に大手はほぼ100%これである。なので、全然自分が行きたくないような会社でも、とりあえず入っておいて損はない。
それから「第一志望に内定が取れなかったから留年する」という人も多いと思うが、これも注意が必要だ。いくら"新卒"といっても、
年功序列である以上、企業は実年齢もしっかり見ている。一般的に、浪人と留年をあわせて2年までは問題ないが、3年目からは敬遠する企業が増える。
さらに言えば、このハードルは需要と供給で上下する。
90年代の氷河期、一部の人気企業は「現役新卒の方のみ」とアナウンスしていたこともあるほどだ。
年齢で差別することは禁じられているから公言はしないものの、今も水面下で同じことをやっている企業は存在する。
ということで、個人的に2年以上の足踏みはおススメしない(経済状況的にも、来年は今年より良くなっているという保証は無い)。
それほど規模の大きくない「大手グループの企業」は狙い目だ
では具体的にどういった企業を回るべきか。これは以前述べたように、知名度の無い企業、
とりわけ中小企業を狙うといい。個人的には、大手のグループ企業、中でも大手の名前を冠していて、でもそれほど規模の大きくない会社がおススメだ。
こういった会社は、労働組合が共通の場合が多く、その場合は中小とは言え、処遇は大手とほぼ同じである。
また賃金規則は違っていても、本体からの出向者が多数在籍しているような企業であれば、
そう待遇に差は無いはずだ(差が大きければ子会社の生え抜きはやってられなくなるため)。
というような穴場にもかかわらず、いかんせん知名度も採用予算も無いので、
意外と年末まで枠が残っていたりする。今からでも回ってみる価値はあるはずだ。
http://www.j-cast.com/kaisha/2009/10/14051591.html