【10月も既に4日終了】 「今年もあと3カ月、悲劇繰り返すな」 ……派遣村村長からの提言
9月30日のNHKテレビ「視点・論点」に、年越し派遣村で村長をつとめた湯浅誠さん
(反貧困ネットワーク事務局長)が出演していました。湯浅さんの話したテーマは、
「鳩山政権 派遣村からの提言」で、先日(9月27日)の「社会保障基本法を考えるシンポジウム」
のときの湯浅さんの発言より、さらに整理された話でしたので、以下要旨を紹介します。(byノックオン)
国会は解散から2カ月以上ストップしています。しかし、人々の生活は待ったなしの状態にあります。
東京都内の炊き出しに並ぶ人は昨年の2〜3倍となっていますし、私どもの「もやい」 には、きょうあす
食べていかれないという人が毎日40人ほど相談に訪れ、電話相談は100件近くあり、1日中鳴り止まない状態です。
状況は確実に悪化しています。
OECDによると、日本の相対的貧困率は14.9%とアメリカに次ぐワースト2位の高い水準です。
また、貧困層に占める働いている人の割合は、OECD加盟諸国平均の63%を大きく上回る80%に日本は達しており、
アメリカの70%よりさらに高い数字になっています。最新の民間給与実態調査によれば、年収200万円未満のワーキングプア層は、
1067万人と昨年の記録を更新しました。日本はアメリカ以上の「ワーキングプア大国」になってしまったのです。
派遣村からの提言「今年もあと3カ月、悲劇繰り返すな」(湯浅誠・元年越し派遣村村長)
http://ameblo.jp/kokkoippan/entry-10356866267.html