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167 ノイズa(京都府)
横断歩道で手を「上げる? 上げない?」

 横断歩道では手を上げる? 上げない? 国家公安委員会が道交法に基づき1978年に改正、施行した「交通の方法に関する教則」に
「歩行者は手を上げて横断歩道を渡る」という趣旨の記述はない。むしろ教則に従うと手を上げず、右左を見て車が来ないことを十分確認
してから渡ることが正しい横断方法ということになる。それでは「手上げ横断」はいつ、なぜ始まったのだろうか。
 「歩道の縁や道路の端に立ち止まって、右左をよく見て、車が近づいてないか確かめましょう」―。1978年施行の「交通の方法に関する教則」
の一文だ。
 旧教則では「車が来る道路を横断する時は、手を上げて横断する合図をし、車が止まったのを確かめてから横断しましょう」と記されて
いたが、現在の教則には「手上げ」に関する文言は一切ない。
 教則から「手上げ」が消えた理由は不明。県警交通企画課は、上げた腕が視界の障害となり安全確認がしにくくなる、手上げにより体の
バランスが崩れて突然の出来事に対応できない可能性があるなど手上げの欠点との関係性を指摘する。
 現在、警察庁では「止まる・右左を見る・車が通り過ぎてから渡る」を横断時の大原則としており、手上げの指導はしていない。31年も
前に施行された教則が、正しく社会に浸透しきっていないのはなぜだろうか。
 「手上げ」の普及が始まったのは1963年、秋の全国交通安全運動の重点推進事項「歩行者と運転者の手で合図をし合う運動」。
その翌年、春の全国交通安全運動の標語「横断歩道 人も車も 手で合図」で全国に広まったとされる。
 「手を上げて横断歩道を渡りましょう」のフレーズがテレビ番組を通じて一躍有名となったことも、手上げ意識の一般化に大きく影響したようだ。

以下URL参照
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2009/10/8457.html